LP制作を外注しようとしたとき、「どこに連絡すればいいか」「何を伝えればいいか」わからないまま時間だけが過ぎてしまう、という話をよく聞きます。
この記事では、弊社での制作フローをベースに、初めてLP制作を依頼する方が迷わず進めるための手順をまとめました。
この記事でわかること
- 依頼から公開までの全体スケジュール
- 問い合わせ前に用意しておくと助かるもの
- 各ステップで何が起きるか
- やりがちな失敗と対策
- 公開後にまずやること
全体のスケジュール感
問い合わせから公開まで、だいたい3〜4週間見ておくと余裕があります。
| 週 | フェーズ | 主な作業 |
|---|---|---|
| 1週目 | ヒアリング・要件定義 | 目的・ターゲット・競合調査・構成の方向性を固める |
| 2週目 | 構成設計・デザイン | ワイヤーフレーム作成・デザインカンプ制作・確認 |
| 3週目 | コーディング・実装 | 実装・フォーム設置・SEO設定・計測設定 |
| 4週目 | 確認・修正・公開 | テスト・最終確認・ドメイン設定・公開 |
写真や原稿など素材の準備が早ければ最短2週間で公開できます。逆に「素材がまだ揃っていない」という状況が一番スケジュールを伸ばします。
Step 1:問い合わせ前に整理しておくこと
制作会社への連絡前に4つだけ整理しておくと、ヒアリングが半分の時間で終わります。
① 何の問い合わせを増やしたいか
「マンション見学の予約」「投資用マンションの相談」「売却査定の依頼」など、LPで取りたいアクションを1つに絞ります。「問い合わせ全般を増やしたい」だと構成が散漫になり、結果的にどれも中途半端になります。
② 誰に来てほしいか
「港区でマンション購入を検討している30〜40代のファミリー」のように、ターゲットを具体的にしておくほどコピーとデザインの方向性が早く決まります。ざっくりでも構いません。
③ 参考にしたいサイトのURL
「雰囲気がこれに近い」「これは絶対避けたい」という例を2〜3本用意しておくと、デザインのすり合わせが格段に早くなります。同業他社でも異業種でも問題ありません。
④ 自社の強みを数字で
「成約実績○○件」「対応エリア○○区」など、数字で表せる強みをメモしておきます。「丁寧な対応」「豊富な実績」は競合他社も同じことを言っているので、数字で差を出すことを意識してください。
Step 2:制作会社を選ぶ
2〜3社に声をかけて比較するのが無難です。見積金額だけで判断すると後悔しやすいので、以下もあわせて確認してみてください。
- 不動産業界でのLP制作実績があるか
- SEO設定・GA4設定が料金に含まれるか
- 修正は何回まで無料か
- 公開後のちょっとした修正に対応してもらえるか
- 制作物の著作権は自社に移るか
費用感の詳細は不動産LP制作の費用相場完全ガイドにまとめています。
Step 3:ヒアリング
初回打ち合わせでは、目的・ターゲット・競合・予算・スケジュールをすり合わせます。「こんな質問をしていいのか」という遠慮は不要で、気になることはこの段階で全部聞いてしまった方がいいです。後になるほど修正コストが上がります。
よく聞かれること:
- LP経由で何を取りたいか(見学予約・資料請求・相談申し込みなど)
- ターゲットの年代・エリア・検討フェーズ
- 載せたい情報(物件概要・スタッフ紹介・実績など)
- 写真素材の有無
- 参考にしたいサイトのURL
Step 4:構成設計・ワイヤーフレーム確認
ワイヤーフレームとは、色もデザインもない白黒のレイアウト図のことです。「どこに何を配置するか」の骨格がここで決まります。
ここが制作の中で最も手を抜いてはいけない確認フェーズです。デザインが完成してから「やっぱりこのセクションは不要だった」となると、工数も費用も余分にかかります。関係者がいる場合は、この段階で全員の合意を取っておきましょう。
特に確認したいのは、ファーストビューで何を伝えるか・問い合わせボタンの設置場所・フォームの入力項目の3点です。
Step 5:デザイン・コーディング
構成が固まったらデザインに入ります。完成イメージ(デザインカンプ)を確認してOKが出たら実装へ進みます。スマートフォンでの見え方を必ずチェックしてください。不動産関連の検索はスマホからが多く、PCで綺麗でもスマホで読みにくければ離脱につながります。
Step 6:公開前のチェック
実装が終わったら公開前に動作確認をします。見落としがちなのが計測まわりです。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 表示確認 | スマートフォン・PC・タブレットで崩れていないか |
| フォーム動作 | 送信後に自分のメールに届くか |
| GA4 | アクセスが計測されているか |
| コンバージョン計測 | フォーム送信がGA4に記録されているか |
| 表示速度 | PageSpeed Insightsでモバイルスコアを確認 |
| SEO設定 | メタタグ・構造化データが入っているか |
Google広告と同時に運用する場合、コンバージョン計測が入っていないと「どのキーワードから問い合わせが来たか」がわからず、広告費の最適化ができません。公開後に気づいても手遅れなので、ここは必ず確認します。
Step 7:公開後にまずやること
公開直後にやっておくと、Googleへの反映が早まります。
- サーチコンソールでインデックス登録をリクエストする — URLを貼り付けて「インデックス登録をリクエスト」をクリックするだけ
- 2〜4週間後にGA4でデータを見る — 直帰率・スクロール率・フォーム完了率を確認して改善点を探す
公開後の改善サイクルについては不動産LP完全ガイドにまとめています。
やりがちな失敗3つ
素材が揃わずスケジュールが2週間伸びる
「写真は後で送ります」「原稿はこれから考えます」という状態で制作を始めると、デザインが完成しても素材待ちで止まります。物件写真と会社の強みのメモだけでも、問い合わせ前に用意しておきましょう。
ワイヤーフレームを「なんとなくOK」にしてしまう
ワイヤーフレームの段階では白黒でイメージがつかみにくく、確認が甘くなりがちです。デザインが完成してから「やっぱりこのセクションはいらない」となると、作り直しの費用が発生します。見た目より構成の論理(何をどの順番で伝えるか)を重点的に確認してください。
公開後に「計測できていなかった」と気づく
「広告を始めたのにどこから問い合わせが来ているかわからない」という相談をよく受けます。GA4やコンバージョン計測の設定漏れが原因で、公開後に遡って取得することはできません。Step 6のチェックリストを使って公開前に確認してください。
よくある質問
不動産LP制作の期間はどのくらいかかりますか?
3〜4週間が目安です。写真や原稿など素材の準備が早ければ最短2週間で公開できます。「急ぎで2週間以内に出したい」という場合も、素材さえ揃っていれば対応可能なケースが多いです。
依頼前に何を準備しておけばいいですか?
①取りたいアクション、②ターゲット、③参考サイトのURL、④自社の強みのメモ、この4つで十分です。写真素材があればさらに助かりますが、なければヒアリング後に準備しても間に合います。
原稿は自分で用意しないといけませんか?
制作会社によります。自社で用意できれば費用を抑えられますが、「何を書けばいいかわからない」という場合はコピーライティング込みで依頼した方が成果につながるLPになります。
複数の制作会社に見積もりを出してもいいですか?
もちろんです。2〜3社に依頼して比べるのが普通です。金額だけでなく、何が含まれているか・修正は何回まで無料か・実績はあるか、この3点を軸に比較してみてください。
公開後の修正はすぐ対応してもらえますか?
テキストの変更程度であれば即日〜数日で対応できます。レイアウトを大きく変える場合は1週間程度かかります。契約前に修正対応の範囲と費用を確認しておくと、後から揉めません。
まとめ
不動産LP制作をスムーズに進めるための要点です。
- 目的・ターゲット・参考サイト・強みを先に整理する — ヒアリングが半分の時間で終わる
- 2〜3社に見積もりを取って中身で比べる — 金額だけで決めない
- ワイヤーフレームで全員の合意を取る — デザイン後の大幅修正を防ぐ
- 公開前に計測設定を確認する — 後から遡れないので必須
- 公開後2〜4週間でデータを見て改善する — 公開はゴールではなくスタート
弊社では15万円〜、ヒアリングから公開・SEO設定・分析ツール導入までワンストップで対応しています。「何から始めればいいかわからない」という段階でもお気軽にご相談ください。