「ホームページを作ったのに問い合わせが来ない」「広告を出しているのにコンバージョンが上がらない」。不動産会社からよく聞く相談の多くは、ホームページとLPを混同して使っていることが原因です。
この記事では、ホームページとLPの役割の違いと、それぞれをどのように使い分けるべきかを解説します。
この記事でわかること
- ホームページとLPの根本的な違い
- 不動産会社がLPを必要とする具体的なケース
- ホームページとLPの役割分担の考え方
- 広告流入をホームページに送ってはいけない理由
- LP制作で最初に決めるべきこと
ホームページとLPの根本的な違い
一言で言うと、目的が違います。
| ホームページ | LP(ランディングページ) | |
|---|---|---|
| 目的 | 会社全体の情報を伝える | 特定の1つの行動を促す |
| ページ数 | 複数ページ(会社概要・サービス・実績など) | 原則1ページ |
| ナビゲーション | あり(メニューで各ページへ誘導) | なし(離脱させない設計) |
| 主な流入元 | 指名検索・SEO・名刺・口コミ | 広告・SNS・メルマガ |
| コンバージョン | 複数の導線(資料請求・問い合わせ・採用など) | 1つの行動のみ |
ホームページは「会社を知ってもらう場所」、LPは「行動してもらう場所」です。この違いを理解せずに広告からの流入をホームページに送ってしまうと、ユーザーが迷子になって離脱します。
広告流入をホームページに送ってはいけない理由
Google広告やSNS広告で集めたユーザーは、特定のニーズや興味を持って広告をクリックしています。そのユーザーをホームページのトップに送ると、何が起きるか。
- メニューが複数あってどこを見ればいいかわからない
- 「売却」に興味があったのに「賃貸管理」の情報が目に入って混乱する
- 問い合わせボタンがどこにあるかすぐにわからない
結果として直帰率が上がり、広告費が無駄になります。広告で集めたユーザーは、その広告の訴求に対応したLPに送る。これが基本です。
不動産会社がLPを必要とする具体的なケース
ケース①:Google広告・SNS広告を出稿しているとき
「港区 マンション売却」で広告を出すなら、流入先は「港区のマンション売却に特化したLP」であるべきです。ホームページのトップに送ると、売却以外の情報も目に入り、ユーザーの行動が分散します。広告1キャンペーン=LP1枚が基本の設計です。
ケース②:特定のサービス・物件を訴求したいとき
「投資用マンション購入相談」「新築分譲マンションのモデルルーム予約」など、特定のサービスや物件に絞って問い合わせを取りたい場合はLPが適しています。ホームページでは会社全体のサービスを紹介するため、特定の訴求を強調しにくいという構造的な問題があります。
ケース③:キャンペーンや期間限定の告知
「仲介手数料無料キャンペーン」「売却査定の無料相談受付中」など、期間限定の訴求はLPで対応します。ホームページに期間限定コンテンツを組み込むと、キャンペーン終了後の管理が煩雑になります。LPであれば終了後に非公開にするだけで済みます。
ホームページとLPの役割分担の考え方
ホームページとLPは競合するものではなく、役割が異なる別のツールです。以下のような分担が一般的です。
- ホームページ — 会社概要・実績・スタッフ紹介・採用情報・ブログ・SEO対策
- LP — 広告流入の受け皿・特定サービスのコンバージョン獲得・キャンペーン告知
Googleで「〇〇会社 評判」「〇〇会社 実績」と検索されたときはホームページが機能し、「渋谷区 マンション売却 相談」のような検索や広告クリック後はLPが機能する、という設計が理想です。
同一ドメインにLPを設置するか、別ドメインにするか
どちらでも機能しますが、同一ドメイン内にLPを設置する方法が管理しやすく一般的です。例えば example.com/lp/売却 のようなURLで運用します。別ドメインにする場合は、ドメインパワーが分散するデメリットがあります。
LP制作で最初に決めるべきこと
LPを作る前に以下の3点を明確にしてください。これが決まらないまま制作を進めると、「何のためのLPかわからない」状態になります。
- 誰に向けて作るか — ターゲットを1人に絞る(「首都圏マンションの売却を検討している40代会社員」など)
- 何をしてもらいたいか — 問い合わせ・資料請求・来店予約など、ゴールを1つに絞る
- どこから流入させるか — Google広告・SNS広告・SEOによって訴求内容が変わる
よくある質問
ホームページとLPはどちらを先に作るべきですか?
目的によります。会社の信頼性を伝えるためにはホームページが先ですが、特定のキャンペーンや広告からの問い合わせを増やしたい場合はLPを先に作る方が即効性があります。予算が限られている場合は、まずLPで成果を検証してからホームページに投資する順番も有効です。
ホームページがあればLPは不要ですか?
目的が異なるため、ホームページがあってもLPは必要です。ホームページは会社全体の情報を伝える場所ですが、LPは特定の広告やキャンペーンに合わせてコンバージョンを最大化するために設計します。広告からの流入をホームページのトップに送ると、ユーザーが迷って離脱しやすくなります。
LPとホームページを別々に作るとSEOに影響しますか?
適切に設計すればSEOに悪影響はありません。LPは広告流入に特化し、SEOはホームページやブログで対応するという役割分担が一般的です。ただし同一ドメイン内にLPを設置する場合は、canonicalタグの設定やページの重複コンテンツに注意が必要です。
LP制作の費用はどのくらいかかりますか?
制作会社によって異なりますが、不動産LP制作の相場は15万円〜100万円程度です。ページ構成の複雑さ・デザインのクオリティ・アニメーションの有無などによって価格が変わります。当サービスでは15万円〜、SEO設定・分析ツール導入込みで対応しています。
不動産会社のLPはどんな内容にすればいいですか?
ターゲット層と訴求を1つに絞ることが最重要です。「マンション売却専門」「投資用物件購入相談」など、1ページで1つの行動を促す設計にしてください。ホームページと違い、メニューナビゲーションをなくしてユーザーが迷わない導線にすることがLPの基本です。
まとめ
- ホームページは「知ってもらう場所」、LPは「行動してもらう場所」 — 目的が違う別のツール
- 広告流入はLPに送る — ホームページに送ると迷子になって離脱する
- 広告1キャンペーン=LP1枚が基本 — 訴求と流入先を一致させる
- 同一ドメイン内にLPを設置するのが管理しやすい — ドメインパワーも分散しない
- LP制作前に「誰に・何をしてもらうか・どこから来るか」を決める — これが決まらないと成果が出ない
LP制作・ホームページとの設計相談は、当サービスへお気軽にどうぞ。15万円〜、SEO設定・分析ツール導入込みで最短2週間で対応します。